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坂の上の雲を読み出す

司馬遼太郎は良い。
どれくらい好きかというと、兵隊の位で大将ぐらい好きだ。

坂の上の雲は明治に生きた松山出身の秋山兄弟と正岡子規の三人の物語である。

明治の日清、日露戦争を背景に、松山出身の三人がそれぞれの道を進んで行く。
秋山兄は日本陸軍の騎兵を設立するために陸軍で。
秋山弟は日本海軍へ。
正岡子規は日本の俳句を芸術まで高めるために。

後に、秋山兄は日露戦争で世界最強といわれる、コサック騎兵と対峙することになり、秋山弟はバルチック艦隊戦の作戦参謀となるらしい。
正岡子規はいうまでもない。

明治という昇り上がる日本の雰囲気や、不可能に挑戦するあの時代の日本人の偉い人のすごさ等が描写されていて燃える。

坂の上の雲はずっとバルチック艦隊物だとばかり思っていたのだけれど、話の半分ぐらいは騎兵の話でなかなか読ませるのであります。
軍記(騎)>軍記(海)>俳句 と三面展開していて、話の広がりがすばらしい。
by sakananovel | 2005-02-01 13:36 | 読書


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