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傭兵の二千年史って本を読んで、欧州の歩兵の歴史を掴んだ

傭兵の二千年史

なんとなく中世の戦闘ってのは、騎士様が出て、ごわんごわんと暴れている印象しかなかったのだが、どうも時期によってかなり違うらしい。

最初
騎士さまが出て戦術も戦略も無しで両軍大暴れ。
騎士様が負けても、とっ捕まるだけで、身代金目的で交換される。ので死傷率は意外と低かった。
武器は槍とか剣とか、装甲はチェーンメール。

スイス傭兵
兵隊がなかなか居ないので、各国の王様はスイスから傭兵を雇うことに。
パイク(長い槍)を構えて槍衾にして進撃、スイス傭兵が無双となる。
特徴的なのは、身代金目的の捕獲をやめ、目につく者、ぜんぶぶっ殺したので、連戦連勝。

ドイツ傭兵
スイス傭兵を見て、ドイツの庶民が傭兵団を結成。スイス傭兵よりも強くなる。武器はハルバート、装甲は板金鎧。
映画で良く描かれる傭兵はこの時期の物らしい、ちなみに構成員が一万人いると、それに従う商人売春婦武器屋などが二万人付き従って、さながらパレードのようだったという。
戦争時には給料がでるからいいのだが、戦争の無いときはそこらじゅうを略奪しまくったそうな。迷惑な集団である。

傭兵が沢山生まれてしまい、戦争を終わらせるのが困難になって、三十年戦争は続いたそうだ。

オランダ国軍
初の国民徴兵軍だったらしい。
国が雇う軍隊なので士気が高く、連戦連勝、これによって傭兵団が無くなっていったらしい。

と、ざっと傭兵の歴史をなぞってみた。
ドイツ傭兵はなかなかロマンがあるのだが、すごい迷惑な軍隊なんだなあ。

欧州史もきちんと学びたいなあ。
by sakananovel | 2013-05-14 15:02 | 読書


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