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魔法と数学

近代人の思想でいうと、魔法は迷信、数学は光り輝く真理なのだが、ちょっと前(18世紀ぐらいまで)は結構一緒の物だったらしい。しかし、偉人の伝記にはニュートンが錬金術にはまってたとか、デカルトが秘密結社とかかわりがあったとかの後ろ暗い情報は書かれていない。偉人はいつも真っ平らな顔をして真理を当然のように発見し幸せに暮らしましたとさ、としか書いていないのだな。
どうも違うらしい。
魔術から数学へ」(森毅:講談社学術文庫)が今日やって来たのだった。(もう読んだ)
この本を読むと近代思考なるものが、色々な紆余曲折を経て来た事が解りますな。
おもしろいです。

中世には数学師というのが居て、各地で数学試合をしていたそうな(^^;
仕合はアラビア渡りの方程式の術を使い、三次方程式や四次方程式をつかって仕合してたんだって。

で、コンピューターと現代魔法に共通点があるのは、ライプニッツの仕業くさい。
計算機・記号論理・二進法の三題話でコンピューターの祖と言われる、この旦那は薔薇十字団という魔術秘密結社にもいたらしい。その流れからの共通点なんじゃないかなと思われます。

しかし偉人伝でないニュートンさんとかオモロイですな、大暴れのお人だ。
この時代の話とか書きたいけど資料集めで死んでしまいそうです(^^;
by sakananovel | 2005-07-09 21:16 | 読書


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