仲麻呂さんの居た玄宗皇帝の唐代は何やら面白そうです。
唐の初期には武則天という、女性にして皇帝という、凄い人をだしておりますが、ちょと下ったこの時代もよさげです。
玄宗は、長い治世の後半には楊貴妃を溺愛して政治への意欲を失っております。
で、怪人安禄山がおります。
安禄山は胡人といいますから、オリエントつうか砂漠の人ですな。
唐は仲麻呂さんを長官にするぐらいの国際国家ですから、安禄山も外人ながら、軍の高官にのぼり、三つの州の節度使を兼任します。
体重200kgの巨漢で、楊貴妃とか玄宗皇帝に取り入って出世したみたいですな。
意外にユーモアがある人だったらしく、巨体をゆさゆさ振るわせて胡のダンスを踊ってみたり、「わしは、皇帝陛下の赤子となりたい」といって、おむつ姿で楊貴妃や玄宗を笑わせたりしたとのこと。
時の丞相(首相みたいなもの)を、楊貴妃の兄と組んで追い出したのですが、その後主導権争いで大喧嘩、ついには軍を立て、燕の国として独立し、大暴れしてしまうわけっすな。
ユーモアのある悪の巨漢というものすごいキャラ立ちが良いですなあ(^^)