カテゴリ:講座がらみ( 26 )

鏡先生の美少女ゲームシナリオバイブルが来ました

猫が死んで、とへーとぐってりしていましたら、メール便で鏡先生の「美少女ゲームシナリオバイブル」が届きました。
ぐったりしながら読みました。
良い本だったので、少し元気が出ましたです。

鏡先生は、私の心の恩師というか、先生が開講しているシナリオ講座の生徒なので、普通に師匠です。
そのシナリオ講座の講義を元にして、美少女ゲーム系のシナリオの書き方を解説した本が「美少女ゲームシナリオバイブル」です。バイブルの名に恥じず、400ページからあります。

で、読んでいたら、先に私が解説した、イメージングの話とか、脳内カメラの話とかが、普通に載っておりました(^^;
師匠の概念を私はパクってしまった! とか思ったのですが、考えてみたら、そういう事を教わりに講座を受けてるので、なんら問題は無く、単に教えて貰った事が血肉になっているだけの事でした。

内容の濃い、凄く良い本で、これは地道に売れそうだなと思いましたよ。
シナリオとかエロゲーとかラノベとかの製作に興味がある人は是非お買い求めください。

この手のシナリオ本は、沖方さんとか、涼元さんとかが出していらっしゃいますが、情報の密度的に凌駕しておりますし、なにより、実製作に基づいて具体的な情報が満載されております。
私も読みながら、ああこれは、あの回の講義で聴いた情報だなあ、とか、復習しながら読めましたですよ。


美少女ゲームシナリオバイブル
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by sakananovel | 2009-07-11 23:28 | 講座がらみ

鏡先生のシナリオ講座14回目

シナリオ講座に行ってきましたよん。

今回の講義は
・系で分けて作るキャラ作り
・ミクロ・マクロ・超マクロを視野に置いたマーケティング
・体調管理による執筆効率の向上
の三本でした。

盛りだくさんで、楽しゅうございました(^^)

どうやら、冬にかけて、鏡先生のシナリオ講座本が出る模様で、これもたのしみです。
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by sakananovel | 2008-09-07 01:32 | 講座がらみ

鏡先生のシナリオ講座12回目

13日に掘切に行って受けてまいりました。

今回はレポート用紙を使ったプロット実習でありました。
お題を出して貰って、それに沿ったプロットを組んでいきます。

今回は
・幼なじみに告白して成功する一日
・図書委員長に告白して成功する一日
という二つのお題が出ました。

イベント毎にレポート用紙に書いて、しゃぎって行き、並べて全体を見る感じですな。
アナログ式なので、わかりやすいのであります。

強く言われたのは、イベント毎に登場人物の気持ちを書きとめておく、ということでした。
それぞれのキャラの気持ちの流れを書いておくと、いきなりテンションが変わったりする事を防げるのですな。

面白かったのは、ほぼキャラクター情報が無いにもかかわらず、プロット上での人物の動きだけで、面白味が発生してるのですね。
構造自体に力があるのだなあと、実感したのであります。

講座を終えたあと、秋葉原に行って、此花の黒田さん主催のオフ会であります。
天ぷら屋さんで日本酒を飲みながら色々お話をしましたぞ(^^)
美味しかったのであります。
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by sakananovel | 2007-10-15 09:36 | 講座がらみ

鏡先生のシナリオ講座十一回目に行ってきました。

今回はプロットとストーリーについて色々。

プロット回り、ストーリー回りは人によって作り方、組立方が恐ろしく違うので、色々な方法を知ってみる価値があるっすな。
実習を交えて、今回はレポート用紙を使う方法を教わりましたですよ(^^)
レポート用紙に単項目を書きだし、一枚一枚をカードの用にして組み上げる方法でした。
カード式よりも材料が手軽で、大判紙チャート式よりも柔軟性があり、パソコンのアウトラインプロセッサよりも視認性が高い感じですね。

あとは事件で話を繋ぐのでなく、感情表現で繋ぐ事を教えて貰いました。
特定のジャンル(SF,推理)以外の作品で、お客がどこを楽しむかというと「感情」らしいですな。
感情が描けていれば、お客さんの興味を引くというのは頷けました。
そういえば、アニメでも漫画でも、覚えているシーンは感情が在るシーンだよなあと、納得。
プロット上に感情の事も書くとまとめやすいとのこと。

今回も勉強になりましたですよ。鏡先生ありがとうございます(^^)
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by sakananovel | 2007-08-28 13:11 | 講座がらみ

鏡先生のシナリオ講座【第八回】

不定期に開催される鏡先生のシナリオ講座に行ってきましたよ。

今回は実習系で生徒さんがシナリオを書いて、それに先生が講評を入れるという形の授業でした。

提出課題は「男の子が女の子に告白をして成功する一日のシナリオを10~30Kで書きなさい」というもの。
オチも自然に決まりますし、短い容量なので登場人物も限られてきますし、よく考えられたお題だと思いましたですな。

私が用意したシナリオは以下の物でした。

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一歩
[イベントCG:教室内での雛子。クラスメートとお喋りをしている。昼の教室]
 雛子さんを、よく目で追う。
 教室の中で彼女は快活にしゃべり、ほがらかに笑う。
 話しかけられると、彼女はちょっと小首をかしげるようにして返事をする。

 彼女の声が好きだ。良く通る透明な感じの声。
 席は僕の斜め前だ。
 授業中はずっと雛子さんの背中を見ている。
 小さな耳が愛おしいと思う。

[背景:文化祭前のクラス]

 もうすぐ文化祭なので、雛子さんとたまに喋ったりする。
 うちのクラスは劇をするんだ。
 雛子さんは裏方で衣装を縫ったり、布系の大道具を整えたりしている。

 僕は大道具製造班になったので、トンカチを片手に雛子さんと色々話したりする。

[竹彦]「布はどう止めるの?」
[雛子]「釘だと引っかかって危ないから、縛る感じかな。テープだと弱い感じだし」
[竹彦]「カーテン止めの金具を付けようか? そうすればきっちり止まるよ」
[雛子]「あ、それは良いかも」

 たわいのない会話だったりする。
 でも、お祭り前の騒然とした雰囲気の中で、雛子さんと話せたのが少し嬉しかった。

[錦一]「雛子くん、僕の衣装はどうなっているのかね?」
[雛子]「さっちゃんが駅前にレースを買いに行ってるよ、もうすぐ戻ってくると思う」
[錦一]「そうかね、僕の衣装は華麗に頼むよ。何しろ王子で主役なんでね」
[雛子]「うん、衣装班は燃えてるから、頑張って作るよ。期待しててね」

 雛子さんは劇の主役である神宮司錦一の方に行き、笑いながら話し込んでいた。
 衣装班の女の子が集まって来て、人の輪の中で神宮司錦一は輝くように微笑み快活に喋る。
 僕は教室の端で一人、目を半眼にして、トンカンと台を作っていた。

[背景:屋上、午後三時頃]
[背景:屋上の金網]

[竹彦]「雛子さん、僕は君が好きだ!」
[竹彦]「君の顔が好きだ。君の声が好きだ。こっそりと裏に回って気を配ったりするところも好きだし、そのほがらかな笑顔も好きだ!」
[竹彦]「ぼ、僕とつきあってくださいっ!」

[SE:ガシャン]

 僕は金網に頭を付けた。
 僕がこう言うときっと雛子さんは苦笑いしながら「ごめんなさい」と言うんだ。
 そして、その後、よそよそしい関係になってしまうんだ。

 今も親密かというと、そんなことはないんだけど、もっと疎遠になってしまって、目を逸らされたりするんだ。きっと。

 雛子さんはきっと金持ちで色男の神宮司錦一みたいな奴が好きで、僕なんかは路傍の石と変わらない感じで、路傍の石から告白されても困惑するだけなんだ。

[竹彦]「ああ、雛子さん」

 ぷっと吹き出す声が頭の上からした。
 僕は悪戯が見つかった猫みたいに飛び上がった。

[CG:屋上入口の建物の上で寝ころがってパンをくわえた女の子がこっちを見てる]
 上を見ると屋上出入り口の上に女生徒が寝ころがっていて、パンをくわえて目を笑わせていた。

 見られた!
 もの凄く体裁が悪かった。
 頬が熱くなるのが解った。

 パンをはみはみと噛みながら女の子は僕を手招きした。梯子を指さしている。
 上がってこいって?

 僕は溜息をついた。
 とにかく、話して口止めしないと。みんなに噂されると恥ずかしいし。
 僕は梯子を登った。

[背景:屋上のさらに上]

 屋上のさらに上に僕は立った。
 そこは貯水タンクなんかが置かれている場所で、眼下に街が開けていて景色が良かった。
 ビルの谷間に小さく鉛色の海が見えて、光っていた。

 女の子は上体を起こしてあぐらをかいて、紙パックの紅茶をチューと飲んでいた。

[女の子]「青春でやんすね、旦那」

[竹彦]「あーその、劇。劇の稽古で、その、本当じゃないんだ。う、嘘じゃない。ウチのクラスの出し物は劇だし、その」

[女の子]「じゃあ、そういう事にしておきましょうかね」

 女の子は目を細め、ニャーっと猫みたいに笑った。
 下履きの色は青だ。一年生じゃないかっ!

 凄く綺麗な子だった。日本人形みたいに整っている顔だった。

[女の子]「あっしは佐々木ささみといいやす。以後お見知りおきを」

 そして、しゃべり方が何だか変だった。

[竹彦]「な、なんでそんなしゃべり方なの? 渡世人の女子校生?」

[ささみ]「ほっといてくだせえ、旦那」

[竹彦]「旦那はやめてくれよ、僕は竹彦、池田竹彦。三年二組、出席番号二番だ」

[ささみ]「旦那のクラス、面白そうな劇をおやりになるんでやんすね」

[竹彦]「う、うん」

[ささみ]「旦那の役の彼は告白できなくて悩んでるんですかい?」

[竹彦]「そ、そう。じ、自分に自信が持てなくてさ。告白しようかしまいか悩んでるんだ」

[ささみ]「そうっすか。なかなか切実な悩みでやんすね」

 ささみはニヤニヤと笑って、メロンパンを囓った。
 ぜんぜん信じて無いみたいだ。
 まあ、確かに、僕がささみの立場でも信用なんかしないだろう。

[ささみ]「で、最後はどうなるんでやんすか」

[竹彦]「え? あ、最後って?」

[ささみ]「劇のオチでやんすよ。告白してめでたしめでたしですかね?」

[竹彦]「えーと、それは……」

 ぴゅうと風が吹いてささみの前髪をパタパタと揺らした。
 揺れる前髪の下でささみの目は笑っている。

[竹彦]「い、色々悩んで、彼は彼女に告白するんだ」

[ささみ]「やあ、それでこそ男でござんすよ。彼女の返事はどうなるんですかい?」

[竹彦]「え……。いや、たぶん、その。……ごめんなさい?」

[ささみ]「うわ、苦い結末でやんすね。でも告白する勇気があった事で希望を未来に繋げるオチでやんすね」

[竹彦]「う、うん……」

[ささみ]「テーマは勇気でやんすか、素敵ざんすね。見に行きやすよ」

[竹彦]「えっ、あ、いやその……」

 考え込んだ。
 僕は、雛子さんに告白する勇気があるんだろうか。

 現状維持なら傷つく事もないし、雛子さんとも気まずくなる事はない。

 でも、ここではっきりと僕の気持ちを告白しなかったら、後で後悔しそうな気もする。

 勇気を出したいのに出せないのは何故なんだろう。
 二の足を踏んでしまう気持ちはどこから出てくるのだろう。

 上手くいかなかった時の事を考えてしまうんだ。
 失敗して笑われて、雛子さんとも疎遠になってしまう未来を想像してしまうからなんだ。
 ずっと上手くいったためしがないから、今回もそうだろうなと予想してしまうんだな。

[ささみ]「勇気ってのも難しい概念でござんしてね」

[竹彦]「うん」

[ささみ]「解ってない人が危険な所へ平気で入って行くのは勇気じゃなくて、たんなる馬鹿なんでして」

[竹彦]「そうだね」

[ささみ]「成功すると知って入っていくのは別に勇気じゃありやせんよね」

[竹彦]「それはそうだ」

[ささみ]「迷って惑って苦しんだ人が、思い切って出す一歩が勇気なんだと、あっしは思ってやす」

[竹彦]「うん」

[ささみ]「世間では成功した人の勇気だけをたたえやすが、あっしは失敗した人の勇気もまた同じように尊い気がするんでやんすよ」

[竹彦]「……」

[ささみ]「上手くいかなくても、一歩を踏み出したって事実は一生自分を支えてくれるような、そんな気がするんでやんす」

[竹彦]「ささみちゃんもどこかに一歩踏み出したんだね」

 ささみはちょっと視線を迷わせて、メロンパンの残りを口に放り込んでモグモグモグと噛んだ。

[ささみ]「い、一般論でやんすよ」

[竹彦]「そうなんだ」

 僕は口元がほころぶのを感じた。
 ささみも口を緩ませながら、紅茶パックのストローを吸っていた。
 なんとなく、不思議な共感みたいな物が屋上入口の上の空間に漂った。

[SE:がちゃり]

[CG:屋上に入ってくる雛子と錦一]

 わっ! 雛子さんと錦一だ! 
 なんでこんな所へ、二人で!!

 肩がぐいと押されて、僕はささみに姿勢を低くさせられた。
 ささみは唇に人差し指を当てて、「しー」っと小さく言った。

[雛子]「ご用ってなんですか?」

[錦一]「いや、なにね、雛子さんに僕の気持ちを知っていてもらおうかと思ってね」

[雛子]「はい?」

[錦一]「僕は雛子さんが好きなんだよ」

 なんだってっ!!
 錦一も雛子さんが好きなのかっ!
 馬鹿なっ!! 

 立ち上がろうとした僕をささみが抱きつくようにして引きずり倒した。
 各所にやわらかな感触がして、良い匂いがした。
 ささみは黙って雛子さんを指さした。

 雛子さんは苦笑いをしていた。
 ……これって。
 雛子さんの苦笑いは、想像の中で僕の告白を断る表情とまったく同じだった。

[雛子]「ごめんなさい」

 錦一の表情がみるみるうちに曇った。

[錦一]「ぼ、僕の申し出を断るというのかねっ! この僕のっ!!」

[雛子]「ごめんなさい、私好きな人が居るんです」

 落雷のようなショックが僕と錦一を同時に襲った。

 ひなこさんは すきなひとが いるんだ。

 がっくりと肩を落として錦一は、僕たちの下を通って屋上から去った。
 雛子さんは微妙な表情を浮かべてそれを見ていた。

 ふうと溜息を一つ、ついて、雛子さんは金網に向かった。
 海の方を見ているようだ。

 ささみが僕の脇腹をつついた。

[ささみ]「行ってきなせい」

[竹彦]「だ、だって……」

 金持ちでイケメンの錦一を振るぐらいに好きな人がいるんだぜ。

 ささみの目が頑張れって言っていた。

 無謀な突撃だよ。はっきり結果がわかってる事をするのは馬鹿だよ。

 ささみが僕の手を握って、お祈りのように念を込めた。
 小さくて冷たい手だった。

 ああ、そうなんだ。
 一歩なんだと思った。

 上手くいかないと自分では思う。
 だけど、ひょっとしたら上手くいくのかも知れない。
 未知へ踏み出すのが勇気なんだろう。

 上手くいっても、いかなくても、一歩踏み出したって事実は残るんだ。
 その一歩の事実の蓄積が、勇気を作るのかも知れない。

 勇気は元々備わってる物じゃなくて、一歩一歩作って行くものなのかもしれない。

 僕はささみにうなずいた。
 ささみはぐっと僕に親指を突き出した。

 梯子に手をかけて屋上に降りていく。
 上を見るとささみが僕を見つめていた。

 僕は屋上に降り立ち、雛子さんに向けて歩き出した。

 雛子さんはビルに挟まれた遠い小さな海を見つめているようだ。

[竹彦]「雛子さん」

[雛子]「あれ? 池田君。なあに?」

[竹彦]「……」

[雛子]「……」

 あ、やばい、なんか得体の知れない緊張した空気が張りつめだした。

 心臓がどくどくいっているのが解る。

 が、がんばれ、竹彦!

[雛子]「な、なあに?」

[竹彦]「ぼ、僕は雛子さんが好きですっ!!」

[雛子]「……」

 雛子さんはハトが豆鉄砲を食らったような表情をした。
 そして首筋からだんだんと赤くなってきて……。
 頬を赤くして雛子さんは僕から目を逸らした。

 えーっ!!
 ななな、なんですか、錦一の時とはえらく反応が違うじゃないですかっ!
 なんだか僕は騙されたような気がしてきて、辺りをみまわした。

 カメラとか無いよね。
 ささみが貯水タンクの下でニヤニヤしてるのが見えた。

[雛子]「あの、う、嬉しいです」

[竹彦]「そ、そうなのですか」

 雛子さんは口に手を当てて真っ赤になった。
 がちゃがちゃとフェンスが鳴るので見ると、雛子さんが後ろ手にぎゅっと金網を握りしめているのが見えた。

 玉砕覚悟で突っ込んできたのですが、なんだか成功してしまったみたいで、逆に僕はうろたえていますよ。

[竹彦]「き、錦一には好きな人が居るって言ってたのに……」

[雛子]「み、見てたんですかっ!!」

[竹彦]「ご、ごめん。ちょっと見てました」

 しまった、余計なことを言いました。

[雛子]「そ、それでも、告白してきたの?」

[竹彦]「う、うん、錦一は勇気あるなって、思って、じゃあ僕も勇気をだそうって」

 嘘をついてしまいました。

[雛子]「錦一君は悪い人じゃないんだけど、女の子を落とすのが趣味みたいな所があるの。最初は色々口説いてちやほやするんだけど、女の子の気持ちが自分に向くと、つまらなくなるらしくて振ってしまうの」

 錦一は結構女癖が悪いって評判だったけど、そんな事してたのか。

[雛子]「私あまりそういうの好きじゃないから、好きな人が居るって嘘をついて断ったの」

[竹彦]「好きな人は居ないんだ」

[雛子]「う、うん。好きって言われたの初めてで、嬉しかったよ。池田君だったら絶対嘘は言わないし」

[竹彦]「そ、それはどうも」

[雛子]「い、いえいえ」

 もじもじ。

[竹彦]「も、もし良かったら、僕と付き合ってください」

[雛子]「わ、私なんかで良かったら、おねがいします」

 どーんと僕の脳内でファンファーレが鳴り爆竹がはじけ幸福感が胸に一杯に迫ってきた。
 もうどうしていいやら、身の置き所が無くて、目の前で真っ赤になっている雛子さんと一緒にもじもじもじもじしていたのだった。

[ささみ]「おめでとー。竹彦さん、おねえちゃん」

 ささみがいつの間にか降りてきていて……。おねえちゃん?

[雛子]「あ、やだ。鳩子ちゃん、見てたの」

 は、鳩子ちゃん?

[鳩子]「こんにちわ、はじめまして、鳩子といいます」

 ささみだった女の子がそう言ってにんまり笑った。
 な、なんだよ、口調も普通だぞ。

[竹彦]「ささみというのは?」

[鳩子]「今度でる映画の役の名前なんです。キャラを作るためになりきってたんですよ」

[雛子]「池田君、うちの妹の鳩子です。女優やってるんですよ」

 ちょっと誇らしそうに雛子さんが鳩子を紹介した。
 あ、ウチの学校の一年に映画に出てる子が居るって聞いたことが。

 じゃあ、ささみが踏み出した一歩というのは……。

[鳩子]「渡世人みたいに喋る女子校生って、正直ありえないですよ。旦那」

 そう言うと鳩子はささみだった時のように、ニャーという顔で笑った。



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先生がこのシナリオに講評を入れてくれました。

曰く
・鳩子=ささみが異常に強いので、イントロ周りで雛子との絡みを補強すべし。
・妹だとの伏線を二三本イントロ周りに引いておくべし
・>立ち上がろうとした僕をささみが抱きつくようにして引きずり倒した。
 >各所にやわらかな感触がして、良い匂いがした。
 >ささみは黙って雛子さんを指さした。
 の箇所の”各所にやわらかな感触がして、良い匂いがした。”で、ささみとのフラグが立った感があるのでまずい。
・ささみに押される形でなく、自発的に一歩踏み出すともっとテーマ的にきわだつ

かなり綿密に講評して頂いて、勉強になりましたですよ。

他の人の作品の講評も、ああ、この部分が弱いから後半がそうなのか、とか、たしかにそっちの方が盛り上がりますなとか、具体例で出してくれるので理解度が深いのであります。

良い授業でありました。

講評の変更点をくわえた「一歩」を、後でまたブログで発表しようとか思ってますよ(^^)
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by sakananovel | 2006-10-02 10:16 | 講座がらみ

ヌードクロッキー初挑戦

一度やってみたいと思っていたのですが、料金の高さとかで二の足を踏んでいた事にヌードクロッキーがありました。
で、ミクシイで個人主催の安い会(二時間二千円)があるのを知って参加してきましたよ(^^)

面白かったー!

場所は文京区の公民館みたいな場所で、東京ドームの近くであります。地下一階のアトリエで行われました。
参加者さんは絵画系の人が多いのかな? でかいスケッチブックに木炭の人から、お絵かき帳にクレヨンの方とか色々いらっしゃいました。
私は4Bの鉛筆にクロッキー帳という構成です。

モデルさんですが、若くてダンスをやってらっしゃる、小柄な美人さまでありました。
中央の台の上でポーズをとってくれます。

私はエロ星人なので、不用意に欲情しないかな? とか思ってましたが、絵のモードにはいると裸も結局書くべき塊でありまして、二時間みっちり楽しく描いておりました。人体って美しいなあと再認識です。
おっぱいとか鎖骨とか腰骨とかを主に目に焼き付けましたぞ。

スケジュールは
五分ポーズ四回>十分ポーズ二回>ムービング(自由に動いてストップを掛けて描く)十分>十分ポーズ二回>五分ポーズ四回という感じ。
クロッキーなのでサクサク描かないとなりません。出来るかなと思ってましたが、写真からデッサンを取る練習は何回かしていたので、結構いけました。

面白かったので、また参加しようと思いますです。
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by sakananovel | 2006-09-04 09:46 | 講座がらみ

鏡先生の講座>七回目

鏡先生のシナリオ講座が行われますね(^^)
>>>乳の書

菖蒲園のある堀切という場所で開催されています。

今回は二人一組になっての企画会議実習みたいですな。
なかなか実践的であります。

「レースクイーンを楽しませるエロゲー」の企画をするそうな。
うむむ、下調べをしていった方が良いかな?
レースに興味が無いので、レースクイーンがどんな職業かがわからないですなあ。
レース場を半裸でぶらぶらする職業??

追記:乳の書を読み返したら、事前企画書を書いていかねばならないらしい(^^;
実は個人製作ばっかりなので企画書を書いた事がありませんよ。
江神さんの企画書を見ながら作ってみようかなあ。
(江神さんは個人製作のゲームで、きっちりした企画書を作っていて、「だ、誰に見せる為の企画書?」と聞いたら「俺!」と元気の良い返事が(^^; 慣れてるので企画書形にするとまとめやすいらしい)
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by sakananovel | 2006-01-18 10:09 | 講座がらみ

鏡先生のシナリオ公開講座に行ってきた。

朝十時に家を出発。上野でお昼ご飯を食べて、十二時に堀切菖蒲園駅に着く。
講座は一時なので、時間が一時間余る。
仕方がないので堀切菖蒲園まで行ってみる。
……菖蒲の季節でないので、園内200種五千本の菖蒲は見事に葉っぱだけ……。
稲の生えた田んぼのような菖蒲園内を無駄に歩いたのだった。

一時から鏡先生の講義でした。
始まる前に先生に「新刊おめでとう」と言われて私は恐縮し、なぜか言い訳を始めるのでした(笑)

授業が始まります。
今回の講義は「官能術Ⅱ」四回目にやった「官能術」の続きであります。
分厚い資料を配付され、それを読みつつ具体的なポルノ文章について講義が続きます。
日本の中でもポルノの文章についてこんなに真面目に講義する講座はここだけですよ!

夢枕獏センセや菊池英行センセの文章とポルノ作家の綺羅光センセの文章を対比させつつ講義は進みます。
なるほど、同じエロでも一般小説とポルノ文章では文の寄り方、描写の仕方がちがう訳ですよ。
クローズアップとスローパンがポルノの決め手らしい。
うーむ為になるなあ。

今回はポルノ小説とエロゲー文体の対比なども講義。
ポルノ小説>コントラストや対比を使ってエロくする。
エロゲー>前の文章が消え失せる特性があるのでセンテンス間の結びつきが弱くてもオッケー。

等々、四時間みっちりの実りのある講義でした(^^)

講義の後は上野に出て飲み会でありました。
色々濃い話をいたしました(^^)
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by sakananovel | 2005-07-31 01:01 | 講座がらみ

久しぶりに講座レポ(ライブ)

今日は米光センセの講座のレポートです。

まずは生徒さんの選択枝物の発表から。

①まつながさんのアマゾンランダム分岐。
 アマゾンの本を選んでくれるという物。おもろい。

②村上さんのルーレット物と選択物
 ツッコミが入っておもろい。

③たかぎさんの虫とりフラッシュ。
 花か蝶々の二択、妙な感じでおもろい。

授業に入り、サイコを見なから、物語構造の解説
 オープニングから分断というテーマが出ているとの事。
 (補強:分断ではなくて分裂ではないだろうか、分裂病というのは海外の心理学用語の直訳と聞いているのでサイコ=きちがい=分裂という直截な比喩なのかも。ちなみに現在は総合失調症に名前が変わったそうです)
 ヒロインは大物女優。
 ヒロインのオフィスにある絵も暗喩しているものがある。
 ヒロインが罪を犯すと、下着も黒になる。
 オフィスにある絵はヒロインの行く場所を描いていた。(サブリミナルなのね)
(補強:ここら辺も単に凄いテクというよりは、ヒッチコック凝りすぎと言うべきでは? 素晴らしく効いている訳でもないような。二回目みるとき面白いけどね)
 ヒロインの突っ込みどころがたくさんというテク。
 サイコの前半は主人公であるヒロイン視点で描かれている。
 ヒロインのボイスオーバーで感情移入。
 いやいや、うまいなあ、ヒッチコックは。
 「雨」「ワイパー」「女のしかめ面」
 気味のわるい館。
 偽の名前と本当の名前。

 情報と実感。
 堀江安兵衛の敵討ち>情報
 野次馬が騒いでいる事>実感
 映画は実感を伝えたい。
 「雨」「ワイパー」「女のしかめ面」はシャワーシーンでの予兆?
 ヒロインが沈む沼もオフィスにある。
 二重人格がテーマとして分断のイメージを流し続けている。
 オフ。人物がいないのに声が聞こえる。
 ベイツの内声(ボイスオーバー)で観客に不快感。
 順々に感情移入のルールを出して、順化させている。

 1/銀河 を表現するために色々なテクニックを使っている。

 観客>映画を見る。>登場人物に感情移入する。
 ラストにベイツが母親と憑依することを、観客と映画の関係を相似で表現している。のではないかとのこと。
 
 うーむ、ライブでの映画の解説は面白いね。

 小説や映画の線系の物語と、ゲームとしての面白さは違うのでは? という意見が見学のアニメージュの編集さんからでていました。

Q: バロックの実感とは?
A: Little wishにしようとしましたので、グロく、暗い実感を描こうとしました。

Q: 実感はどこから入れるか?
A: どこから入るかわかりません。企画段階から入るの物もあるし、無意識に入るものもあるのでしょう。
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by sakananovel | 2005-07-26 19:47 | 講座がらみ

エキサイトブックス二発目

エキサイトブックスのニュースな本棚へ講座生から二発目です。

うまく嫌われるための心理学

なんで嫌われないとならんのじゃ!? と謎で引っぱる企画が上手いですー。
ライターは、むらかみけいさんです。

最後の結論の「えー?」感も良いですのう(^^)
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by sakananovel | 2005-03-02 10:04 | 講座がらみ