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コピー本の作り方

オマケ・ノベルの原稿がアップしましたので、これから講評会を経て、編集、製本作業となります。

コピー本と言うと、コピーした紙を二つに折ってホチキスで留め、モノクロ表紙を付けた物。と思われるでしょうが、オマケ・ノベルは、凝り性のオタク様の集まりであるサカナ・ノベル界隈の製品らしく、無駄な創意工夫と他に使いようのないノウハウを打ち立て、印刷された物とほぼ変わらない本を安価に製作しております。

製作工程
1.作家さんの小説をテキストデーターにて収めて貰う。
2.絵師さんに画像データーを作って貰う。
3.MicroSoftのWORDを使って本の形に割り付ける。
4.両面印刷出来るプリターで書籍用紙にプリント
5.インクジェットプリンターで表紙をプリント
6.ホットボンドの弾を使いアイロンで製本

という工程を取ります。

4.の書籍用紙は文庫本などに使われる淡クリームキンマリという紙を、紙21という問屋さんに発注しております。

淡クリームキンマリA判46.5Kg500枚 
16切(A5規格 8000枚仕上げ)
八千枚をA5裁断で八千五百円ぐらいですね。

5.のホットボンド製本詳細
・ホットボンドの弾をキッチンペーパーで挟みアイロンを当てて溶かしリボン状の物を作ります。
 ホットボンドの弾というのは熱に弱い樹脂なんですが、テフロン系のキッチンペーパーにはくっつかないのです。
・揃えた本の背をヤスリでゴシゴシ削り、溝を引いて(接着面積をひろげるため)その上にリボン状に伸ばしたホットボンドの弾を乗せ、キッチンペーパーでくるんで熱圧着させます。
・少し冷ました後、5のプリントアウトされた表紙を被せ、またアイロンで再圧着します。ホットボンドの弾というのは熱を加える事によって、何度でも溶かす事ができるんですな。

なんで同人印刷屋さんに頼まないのだ? という意見も聞こえて来そうですが、少部数だとオフセット印刷は高いのですよ。P148×100部で七万円ぐらいですか。頒布単価が700円超えてしまうのですなあ。
そう言うわけで、一つ一つ手作りでオマケ・ノベルは生産されるのでした(^^)
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by sakananovel | 2006-03-31 16:03 | 同人ゲーム製作

結果にこだわらない

「なぜモチベーションが上がらないのか」という本を読みました。
おおと思った事に「結果をあまり重視しない」というものがあります。
「結果」よりも「過程(プロセス)」の方を目標とすると気持ちが安定してモチベーションが維持しやすいそうな。
同人製作の場合「結果」というのは、売り上げとか人気とか賞賛の言葉だったりしますね。相手があって達成の可能性が曖昧なものです。それよりも、製作が上手く進行している、思い切り全力を出せた、新しいスキルを覚えた、等のプロセスの方を目標にすると心が折れにくいと言うことです。
わりと、東洋の道っぽい考え方で面白いなと思いました。
目標を外に置くのではなくて、内に置く、つまり、自分自身を鍛える方を楽しむ。そして、鍛え上がった能力で頑張って仕事をして、結果の方は天に任せる。という感じですか。
これは余計な事考えない分、心が楽ですな(^^)

「俺様はこんなに頑張ったのに、みんなはちっとも答えてくれない。俺様の作品を解らない奴が馬鹿で低俗なので、そんな奴は相手をしないっ!」
という行き止まりに頭を突っ込まなくて済むわけですな。
「結果はアレだけど、いろいろスキルも上がったし、解った事も多かった、俺的には良い作品だったよ」
てな感じに、にっこり笑って次に続く考え方が出来る訳です。

自分のコントロールできない所を当てにしないと言いますかね。
たとえば好きな女の子に告白するとします。
やっぱり相手のある事ですから、オッケーされたり振られたりするわけですよ。
ここで「あの娘は俺様の価値を解らないほど馬鹿だから、求愛を断ったのだ、奴がおかしいのだ!」と相手のせいにするのではなく。
「僕が世界で一番無価値なんで彼女に振られたんだ。生きていてすいません」と自分のせいにするのでもなく。
「振られたけど、告白する時ドキドキしたし、いろいろ楽しかったから、まあ、良いのでは? 自分を磨いて、またチャレンジするなり、他の子に粉かけるなりすれば良いじゃん」
という結果にこだわらない感じですかね(^^)

ひょっとするとある種のポジティブシンキングなのかもしれませんな。
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by sakananovel | 2006-03-28 10:44 | 同人ゲーム製作

オマケ・ノベル脱稿、エロ日体験版延期

というわけで、オマケ・ノベルの原稿は脱稿、いまはねかして発酵を待つ感じですな。
あと、森皿さんの原稿が来れば全員の第一稿目が完成であります。(森皿さんが遅れるのは恒例ですな)
何時も思うのだけど、ちゃんとおもしろい短編が集まるのが凄いなあ。ノベルのシナリオライターは実は質が高いのかもしれませぬ。(周りに凄い人が多いだけかも?)

今回私が書いたのは犬子物。未発表の一作を加えると、三作のテキストがたまっておりますな。これもそのうち独立コンテンツ化しないと。

そいでもって、エロ日体験版はまた遅れ(^^;
すいませんねー、地上の仕事も忙しくてのう。
鹿の子ちゃんとのプレイ(笑)が思いついたので動けば早いかも。
という感じでもうちょっと待ってね。
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by sakananovel | 2006-03-27 01:28 | 同人ゲーム製作

東京トイボックス単行本発売!

米光センセの講座でご一緒だった「うめ」さんの東京トイボックスが単行本になりました。
めでたいです(^^)/

ゲーム業界では、この漫画を大人買いするのが流行っているそうな。
ゲーム業界が舞台の漫画って少ないですものねえ。
わたしも本屋で一冊買いました(^^)

去年の今頃はうめさん達と一緒にゲームを作ってましたなあ、忙しい制作でしたが充実しておりました。
ねこチームは良いチームでありました。(しみじみ)

さて、トイぼの一巻目の「不親切なゲーム」というテーマも難しい問題でありまして、これもまた一口で語れない事項ではないのかと思われますな。
不親切カテゴリーの作品はトイぼの作中に出てくる「ドルアーガの塔」とか「ガンパレードマーチ」とかの「素っ気ない系」のゲームを差すのだと思うのですが、この系統のゲームは一歩間違うと、手抜きのクソゲーと化してしまうわけです。不親切を成立させるには、ユーザーに親切にするゲームの二五五倍の労力をつぎ込んで、初めて成立するのではないかと思うのですな。
つまり、不親切な部分を際だたせたいならば、絶対に不親切であってはならないユーザインターフェースや操作性を練り込み練り込み練り込んで、それで初めて「ああ、これはわざとつっぱねてるのだなあ」とユーザーに感じさせねばならないのではないかと。意味や目的のある不親切といいますか、硬派な作りというか。
不親切な上に操作性が悪いゲームは単なる「クソゲー」であります。
がっちり土台を構築した上で、つっぱねる。それが良い「はまる不親切ゲー」ではないかと読んでて思ったりしましたです。

東京トイボックス>>
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by sakananovel | 2006-03-24 23:25 | お友達系

オマケ・ノベル Vol.3始動

なんだかんだで発行日を伸ばしていたオマケ・ノベルがめでたく三号目を出す事になりました。
コミティアに応募済みであります。


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ティア応募カット

オマケ・ノベルというのは、同人ゲームノベル系のシナリオライターさんが書く短編小説を集めた冊子で、これまで二号出ております。

手作りで製本するので発行部数は少ないですが、小説の同人誌がそう売れる訳もなく、やっと一年かけてやっと二号目がなくなった感じです。

だんだんと原稿も集まりつつありまして、小説で残すは、私と森皿さんの原稿となっています。
面白い短編小説が読みたい人はティアにダッシュ! と惹句を引いておきましょう(^^)
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by sakananovel | 2006-03-20 21:29 | 同人ゲーム製作

流れとかそんなもの

よく他人様の物語を評して、イントロからの流れが~とか、主人公の気持ちの流れが~とか、言ってるのですが、流れってなんでしょうなあ。
何となく物語には水脈っぽい流れ感とか、転がったりする動き感があって、色々書いているうちに何となくつかめてきたりしますです。
微妙に言葉では伝えにくいのですが、なんかありますな。
こう、ぱたぱたぱたと文字で物語を紡いでいる時も流れ感があって、乗ってると流れが良い感じに思うし、乗れてないとぷつんぷつんと流れが切断されたりします。
状況とか心理とか動いている状況を共感覚的にとらえているのでしょうかねえ。
共感覚というのは、文字に色を感じたり、音に色を感じたりする感覚であります。(脳の認識の近い部分が混ざり合うらしい)
で、まあ、流れがゆるい話とか、何度も見たような流れだと眠くなってしまうわけですな。
早ければ良いかというと、急速な流れだと追い切れなくなってしまって、また良くないのです。
シーンシーンに適正な流れ速度みたいなモノがあって、ラブシーンの時はゆるめに、アクションシーンの時はなるべく早くという感じに塩梅がある模様です。
この感覚というのは、生まれつき鋭い人と鈍い人がいるみたいで、才能のある人というのは流れ感覚に敏感なのではないかと、最近思いますね。
イントロが弱い作品というのは、この流れ感が悪いのが原因のモノが多々ありますな。
最初に死体を転がせ、アクションから始めろ、というノウハウ書の教えも、初っぱなに強度の高いエピソードを打ち込んで初速を高める意味があるわけなのでしょうなあ。

ちなみに説明がでると流れは止まります。
サカナでも説明役の眠り姫が出てくるたんびに止まるので、お困りでありましたよ。
なるべく説明はエピソードとして加工して見せる工夫をしたいのですが、まあ仕方がない時もあるですな。
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by sakananovel | 2006-03-16 02:31 | 同人ゲーム製作

江神さんさよならTRPGセッション

同人ゲーム仲間だったはずの江神さんは今ではすっかりTRPGの人であり「同人ゲームを作っていた頃の仲間と」とかミクシイに書かれているのを見て、ああ、もう江神さんにとって同人ゲームを作っていたのは頃となり過去となり昔のことで今はTRPG者なのだなあとセンチメンタルジャーニーになったりしながら千葉に行って、大阪にそろそろ行ってしまう江神さんとさよならTRPGセッションをしました。(時系列いったりきたり)

やったのは江神オリジナルスペシャルTRPGの「戦え、僕らはパイロット候補生」(語呂が悪い)でありました。
怪獣が来るんでロボのパイロットになって訓練して戦うというゲームであります。
江神さんのゲームであるタタケンやらタタファクやらはテストプレイに参加してますし、ササケンなんか作った関係でわりと、すっとゲームに入ることが出来ました。
シナリオは無いのだけど、イベント表でプレイヤーが勝手に話を作り出して自動生成されるという世にも珍しいイベントシステムで、オモロカッタであります。

セッション「金はループでマイメロディ」あらすじ

怪獣が毎月のようにやってくる世界、人間はロボを作ってそれを撃退して社会を保っていた。
各都市には研究所なる怪しげな施設があり、ここで怪しい博士がスーパーロボットを開発したり、パイロット候補生がタイヤを引いて砂浜でランニングをしたりしている。
そんな時代の広島市。

三人のパイロット候補生が研究所にやってきた。
尾道にあった、サン●オピューロランドで平和に暮らしていたのに、災獣に一族を皆殺しにされ、サンリオ流古武術で復讐を誓う猫型の生物「キティガイ」
普通の自衛官だったのだが、災獣に殺されたのがきっかけで、殺される三ヶ月前に飛ばされ、ループを繰り返す男「金山金吾」
父ホリエモンを救うため、パイロットに志願したふとっちょの金持ち、「堀江モンタ」

そして研究所を襲う謎また謎。
ホリエモンの突然の死刑判決。彼は脱獄し縦縞の囚人服を着て徘徊し謎の噂を流す。
キティの前に現れる、死んだはずのマイメロの影。
広島の街。原爆による空間の歪み。鎮守の街ピューロランド。屈辱のイベント。「バーカバーカ」の切り返し。
タタパイ最強のロボ、格闘家が乗る特殊兵装のチャイナチャイナー。

そんな感じのセッションでした。
抱腹絶倒で面白うございました(^^)

で、久々に江神さんを見て感じたことは、ああ、どこへ行っても江神さんは江神さんで、良くもならないし、悪くもならんのだなあ、と実感。大阪に行っても江神さんは江神さんでいつも通りピンチになり、クリアし、凹んだり凸ったりして生きて行くのだろうなあと思ったですよ。
大丈夫、江神らしささえあれば、どこで何をやっていても僕らの大好きな江神さんだ。

めでたしめでたし。
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by sakananovel | 2006-03-13 22:04 | お友達系

だだ遅れ(進捗)

エロ日体験版の鹿の子ちゃんシナリオが進みませんよ(^^;
ギア入れば一気に突き抜ける感はあるんですが、なんか乗れない感じ?
なんとか来週中ぐらいにエロ日体験版をまとめちゃいたいですね。

代わりにオマケ・ノベル用の犬子小説は良い感じに進んでいます。
こっちは勃起不全の高校生が、彼女に裏切られたり、魔物を見たり、犬子が部屋に住み着いたりして困る話です。
ポルノじゃないのですが、性的なモチーフを含むのでエロチカよりかも。(扇情描写がないので一般小説であります)

サカナの方ですが、新ルートの箱書き完了(笑)
中止だー、と言いつつ何かしてる私でありました。
作者自身が思いもよらない展開になってるので、また賛否別れるでしょうなあ(^^;
ああ、誰ルートとは言わないので、推測すべし。つか、ラスボスルートっす。

ちょっと、焦り気味でギアいれないと夏まで間に合いませんな。
かといって、あんまり頑張りすぎると、また春ごろ動きが止まってしまうので難しいところです。
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by sakananovel | 2006-03-08 11:46 | 同人ゲーム製作

「書きたがる脳 言語と創造性の科学」

「書きたがる脳 言語と創造性の科学」>>
 ミクシイでまつながさんが紹介してるのを読んで、脊髄反応で買ってしまった本であった。

 脳医学者にして作家という希有なスキルの著者が書く、文をもの凄く書く脳の状態ともの凄く書けないという状態についての本でありました。
 面白かったです。
 ハイパーグラフィアという異様に文章が書ける状態とライターズブロックというスランプで一文字も書けない状態について、精神病の同様の症状から色々考察しております。
 精神病のある一面が文明の発達に関与しているというのは結構聞かれる学説で、意識の変異の明るい局面が天才や芸術家となり、暗い局面がシリアルキラーとか病気とかになるとも言われてますね。

 個人的に痛かったのは「先送り」というライターズブロックの症状でして、これは文を紡ぎ出す代わりにお風呂掃除を初めてみたり、料理をしたりして、製作を先送りにする症状だそうです(^^; (イタイイタイ)

 さすがに医学者さんの書いた本なので、創作のイメージが脳のどこからくるのか(側頭葉あたりらしい)とか、今解っている脳科学と執筆の関係について深く考察していてオモロイ。

 文を書く能力は日照時間や温度にも影響されて、秋口に高進し、冬は落ち込み、初夏に少々持ち上がるそうな。うわい、サカナ・ノベルの年間サイクルですがな。

 他にもインスピレーションと宗教的な啓示との比較など、興味深いお話が一杯であります。
 お勧め。
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by sakananovel | 2006-03-07 10:46 | 読書

尾道紀行二日目(二月二十七日)

尾道紀行(2)二日目

●広島>尾道
 さて二日目であります。
 携帯電話のアラーム機能で七時半に起床です。関係はないのだけど携帯電話は目覚ましになり電卓になりミクシイを見れて色々便利ですなあ。
 一日目に歩きすぎで足がパンパンですが、頑張って今日も行軍しましょう。

 八時にチェックアウト、ちんちん電車で広島駅に向かいます。
 駅で小さいアナゴ飯とアナゴ棒を買って車内で朝ご飯とします。
 わりと空いている電車で広島を後にしました。

 電車は山を越え谷を越え輪郭の丸い中国の風景の中を走ります。
 広島の山は低く丸く雲をたなびかせ、川は浅くなだらかに流れます。
 風景が柔らかい感じがしますね。

 広島空港に近づくにつれて、またしゃちほこ家が増え始めます。どうも広島空港まわりの建築様式っぽいですなあ。そしてしゃちほこ家が減り始めると瀬戸内海が見えてきました。

 瀬戸内海は穏やかでひらぺったく、対岸の島の稜線も柔らかいです。季候が温暖で住みやすそうな地域でありますなあ。

 そんな感じで十一時に尾道に着きました。

●尾道(徒歩でうろうろ)
 どうして尾道に行きたかったかと言うと「かみちゅ」の舞台を実際に見たかったからなのですな。
「かみちゅ」というのは、昭和60年代の尾道を舞台にした神様コメディで、意味無く神様になってしまった中学生のお話です。シチュエーションコメディに近いのかな、特に大事件もなく(いや、火星人とか来ますが)はんなりとした中学生の神様生活をきっちり描いております。

 尾道駅前は何だか再開発されていて、綺麗になってるけど味わいが減っている感じ。
 尾道にビルなぞいらんのですよっ!
 対岸に何か妙な建造物があって、大砲が見えます。そうです、大和のオープンセットなのでした。
 桟橋みたいな渡し船で対岸に渉ります。
 この艀の構造がおもしろくて、前も後ろも無いのですな。接岸するとデッキが下りてバイクとかがびゅーっと走り出します。動く橋みたいな感じが近いかも。何カ所か渡し船があるようで、駅前>大和(日立造船)へは百円でありました。

●「男たちの大和」オープンセット
 ちなみに「男たちの大和」は見ておりません。
 日立造船の門からセットへバスが出ています。
 なんだか、セットよりも造船所の中の方が見所があるような気が(^^;
 ドックとか工場とかクレーンとかにワクワクするのは男の血潮なのでしょうか。

 で、オープンセットです。
 でっかい、で、艦橋がなかったり、第一砲塔の砲身がなかったりします。
 実物大のオープンセットと聞いて、大和の全身を作ったのか! とワクワクしましたが、実は映画に写る所だけを作った模様です。艦橋などはあとでCGを当てはめたそうな。
 それでも、でっかい物はでっかいので感嘆してしまいます。半分だけでも相当な大きさで、こんな物が海に浮かんでいたのだなあと思うと昔の日本人は凄いなあと思いますな。

 艦首の前に写真を撮る場所があって、係のお兄さんにカメラを渡すと撮ってくれます。
「いいですかー、いきますよー、はい『ヤマト』」
 と言って撮ってくれますですよ……。
 
 オープンセット内をうろうろ、構造はさすがに鉄板ではなくて樹脂でできたまがい物でありました。
 平賀さんと村田君が、また3Dを作る勢いで写真を撮りまくっておりました。

 セット脇のおみやげ物やさんで土産物を物色したのち、バスに乗ってロケ現場を後にします。
 帰りは別の渡し船に乗ろうという事になり、ちょっと歩いて福本渡船へ。
 うーむ、かみちゅっぽいです。対岸まで60円であります。

 対岸に渉り、駅のコインロッカーにお土産物を格納したあと、商店街を歩きます。
 良い感じのお店が多いですねー。雰囲気が良いです。
 途中日本刀を売っている刃物屋さんがありました。すごいなあ。

 お腹が空いたのでお昼ご飯です。元祖尾道ラーメン「たき」というお店で、尾道ラーメンを食べました。
 味と言われると、うーーーんラーメンという感じ。ラーメンとかお好み焼きとかは……(略)

 また渡り船で向島へ。
 向島レトロタウンというあたりをぶらぶら。
 住宅街に入り込み、その家の隣接っぷりに感嘆。わりと古い家が多いですなあ。

 ヤマトまで歩くのもなんですので、また戻って渡し船で尾道本土へ。
 尾道らしい坂を上がり始めますよ。
 急角度の坂をわっせわっせと登ります。
 途中志賀直哉の別邸あたりで一休み。坂を登ると景色が綺麗ですなあ。

 斜面に家がくっつくようにして建っていて、ああ、人はどこでも家を建てて住んでしまうのだなあと思いましたぞ。
 がんがん上がって行くと開けた場所に来ました、千光寺公園だそうな。
 岩壁に張り付いている猫とか人なつっこい猫がいました。尾道はのらねこが多いのだそうな。
 
 せっかくだから頂上を目指そうと、千光寺内へ。
 尾道が一望にできますよ。
「ここが尾道で一番高い場所だ、俺たちは尾道に勝ったんだ!」
「おお!」
 という馬鹿なのりで歩いていき、展望台へ。
 レストランかと思っていたら屋上は無料展望台でした。
 しかし、タコづくしのメニューはいかがな物かと。尾道丼(タコとイカの唐揚げ丼)タコラーメン、タコ蕎麦、タコウドン、タコカレーとタコづくしでしたなあ。
 展望台からの景色は、それはそれは綺麗でせいせいします。
 この日は良く晴れて、遠く四国の山々も見えました。

 下山しますです。
 同じ道を帰るのも芸がないので、来たときから気になっている天守閣の方から下りようと言うことに。
 途中ガイド犬ドビンっぽい犬を見たりしながら、尾道の城へ。
 最初は隣にあるビューホテルの一部なのではと推理してたのですが、違う模様です。
 お城博物館の廃墟でありました。
 後で調べたら昭和39年ごろに立てられて、所有者が破産して逃げたそうな。
 通称「尾道城」だそうです。
 ちなみに尾道は商港の街ですから、歴史的にお城があった事はないそうな。
 廃墟城と聞いて、入りたい欲望が吹き上がりましたが、さすがに無理でありました。

 尾道城を後にして駅へ。
 そろそろ空港に向かわないと行けません。

●尾道>三原(電車)>広島空港(バス)

 尾道から三原に出て、そこから広島空港に行くことになりました。
 夕暮れ、電車に乗って尾道にさよならであります。
 三原駅に着くとタコのお出迎えです。「三原は蛸の街」と思い切り書いてありました。
 タコですか。
 バスが出るまで三十分ほどありましたので、うろちょろ。

 駅舎を山側に出ると、あらびっくり、お城の石垣に駅舎がめり込んでいます。出口を変えて石垣にのぼってみると三原城跡との事。天守閣の土台をぶち抜いて駅を作るとはJR侮りが足しという感じです。あと穴場なのか、地元高校生カップルが三組城址跡でちちくりあっておりました。強者どもの夢の跡でございます。
 三原城というのは、小早川隆景が作った城らしく、海に接していたため浮城とも呼ばれたらしい。城の中に港を作って水軍の出入りとしたとありました。
 明治時代の鉄道工事で本丸をぶちぬいたとの事、明治人おそるべし。

 タコの街からバスで脱出します。だんだんとしゃちほこ家が増えるのは空港に近づく証拠。

 空港に着いて搭乗手続きをします。
 出発まで一時間、微妙に食事には足りない感じなので、お土産物屋などを見てうろうろ。
 二階の食べ物屋さんコーナーを偵察に行くと、ちゃんとした鉄板のある広島のお好み焼きやさんが軒を連ねておりました。値段も市内とそう変わらない感じ。

 とりあえず、ご飯は関東に帰ってからと、飛行機に乗り込みます。
 また後ろの方の真ん中でありました。
 777の新型、二発ジェットでシートのコントローラーがスーファミ風であります。

 旅行というか、移動をするとお話のアイデアが湧く癖があるのですが、今回も結構湧いたので、飛行機の中でメモ帳に書き付けておりました。次のオマケ・ノベル用の犬子物のアイデアがぽこぽこと湧きました。

 あっという間に羽田であります。飛行機は速いですなあ。
 羽田で晩ご飯を食べようとしたのですが、目の玉飛び出るほど高いのでパス。スパゲティのセットが2500円とかジュース一杯800円とか、いったいどこの国なのですか、というインフレ状態であります。家賃が高いのですかねえ。昔の羽田はまずかったですが、べらぼうに高くは無かったです。今はちょっと入れないぐらいに高いですな。

 川崎まで京急で戻って、大江戸屋で晩ご飯を食べ、解散となりました。

 いやあ、良い旅でした。
 乗り継ぎも良かったし、面白い物も沢山見れました。おしむらくはちゃんと予習していなかったので温泉成分がたりませんでしたのう。惜しい惜しい。
 今度は遠野とか岩手に行きたいですな。

(写真割付は後ほど)
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by sakananovel | 2006-03-06 00:27 | お友達系