ぼーっとテレビを見てたら、放送大学で心理学の講座があって、ユングをやっていたのだな。
ユングは、ものすげえ、良い絵を描いていたのである。
で、番組見ていましたら、ユングというのは心理学者じゃなくて、宗教家的というか、学者が、野のシャーマンになったような人だと思いましたな。
それにしても、なんだか力強くて良い絵だったなあ。
文学とか思想とか心理学は、基本的に証明性が無いので、学問、というのも恥ずかしいジャンルだったりするわけですよ。基本的にあのジャンルは数千年前から進歩してないしね。
進歩してないというよりも、心の基礎なんで、個人の体験とかに凄く力点を置かれるわけなんで、一流になればなるほど、なんだか宗教家っぽい様相を表してしまいます。
だから、現代の人でも釈迦の教え(仏教は大部分哲学でできてます)に、ぐっときますし、老子の教えにしみじみしたりできます、兼行法師のエッセイ読んで、なんだか隣に居る、出来ているおじさんの話を聞いた感じになるのもそのせいですな。
ユングの本は、あまり読んでないですが、それでも、あの絵をみると、「ぐっ」と来ましたな。
絵だけまとめた本を買おうかなあ。