起承転結(実用編)

またメールが来ましたよー。
Q:起承転結構造を使うと話がみんな一緒になっちゃいませんか?
A:構造なんで別にそんなことはないです。

 例えばドラえもんなどは基本に忠実な起承転結構造ですが毎回お話は違っていますよね。
 朝パンをくわえて遅刻遅刻の少女漫画群のような作品が、みんな同じような話に見えるのはプロットの内容が似ているからで、構造が似ているからではありません。

 俳句のリズムにも似ていますね。五七五の文字数制限の中で季語があれば何を入れて表現しても良いように、起承転結の中に何をいれても構いません。
 でもルールとか、決まり事では無いことに注意してください。あくまで、エンターテイメント作品でプロットを読みやすいように整列させるための道具のようなものです。守らなくても構いません、というか、上手に起承転結構造から外す為にしっかりとした基本構造を覚えるという面もありますね。

 この構造でエンターテーメントを読み解く利点は、展開パターンの蓄積により、構成の力がいつの間にか付くと言う事です。
 ガンダムの展開とか、エバンゲリオンの展開とか、仮面ライダー展開などをグラフ付きの起承転結で切り分け、時間配分、盛り上がり、そのブロックのキーとなる場面、人物を頭の中のデータベースに取り込んで行きます。
 アニメとかだけではなく、小説、マンガ、ジャンルに問わず、切り分け、蓄積していきます。
 これが、あなたのエンターテイメントの引き出しになります。
 自分の話の動きが、ガンダムの起点と比べてどうなのかとか、自分の小説の承展開と好きな小説の承展開と比べるとどうなのかとか、頭の中で分析可能なわけですよ。
 ちょっとロボが出てくるまでが長いなとか、承展開で言い足りないことがあるなとか、四つのブロックで色々比較研究が出来るわけです。
 そして、プロットを起承転結曲線に合わせて仮組し、曲線に足りないところは足したり、出っぱってる所は引っ込めたりして、脳内でお話の流れをスムーズにします。
 それを全部脳内で処理するから、もの凄い勢いで物語構成をすることができるわけです。

 早く構成が出来ることは、量産的な面だけでなく、同じ時間内で複数の物語構成を立ち上げ比較検討して取捨選択が可能なわけですね。つまりはバリエーションが豊富になるということです。
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by sakananovel | 2005-06-17 10:07 | シナリオがらみ


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