ライトノベル研究所のうっぴーさんの記事と、ミクシイでたかぎさんが誉めていたので、
「プロの編集者による」文章上達<秘伝>スクールという本を買って読んでみたです。
いや、これはかなり良い文章読本かと。
基本的に文章道場系のメールマガジンで、読者が送った質問メールに答えているという形式のQ&A系の本なんだけど、答え役の村松さんの見識がすごいですな。
なんでもビビっと答えてしまいます。そして深く説得力がある。
リライトのやり方から、子供を作文好きにするには、まで、幅広い質問に答えを出してるわけですよ。
特に印象に残った記事が
「書く」ことの「四段階」
という記事でした。
これは書く事を四段階に分けて説明していまして、
一段階目・意志とエネルギーレベル
映画などで言うとプロデューサーレベル
二段階目・プロット・構成のレベル
映画などで言うと監督・演出家レベル
三段階目・表現パフォーマンスレベル
映画などで言うと俳優・役者レベル
四段階目・仕上げ・校正のレベル
最後は文字通り仕上げのレベル
小説を書こうとして書けないのは「四段階レベル」のうち、二と三の断片的なアイデアしか持っていない人が多いから、ということです。
これを読んではたと膝をうちましたですよ。
ここのところサカナ分室では二段目のさらに細かい話をしていたわけですな。
これは解りやすくてうなずける概念です。
やあ、この本は良いですな。
あと、二冊シリーズがあるので読もうと思います。