というわけで、サカナはルートエンドの壁を一枚突破してめでたしめでたしなんですが、突破時に解った事が二三ありますのでそれについて覚え書きです。
・物語は終わりを書いて始めてどんな物かが解る
これはプレイヤーさんもそうなのですが、制作者側も最後まで形にして、やっと本来の姿が解る所があります。
話の途中までというのは、可能性が残ってるので、プレイヤーも制作者も良い方のバイアスを掛けてお話をとらえがちなのですね。
「ここまで良い流れだから、最後は凄いだろう」
とか思ってしまうわけです。
作者自身は自作の出来上がりについて、はっきり解ってるだろうと思われそうですが、創作物などと言う嗜好性の強い物の価値は自分では判断しにくいのですね。
最後まで行けば、どの程度の話なのか解ってしまい、げんなりする。それがルートエンドの壁の正体のような気がします。
・長い話だと、最初に構想していた終わり方が合わない時がある。
何年も掛けてお話を作ってると、書いてる内に手が上がったり気持ちが変わったりして、当初構想していたエンドと現在の形が合わなくなったりするわけです。
「このシーンを書くために書いてきたのにー、なんだか凄い違和感がー」
という感じになって、一応は終わらせる事が出来ても、再起動が難しくなる、これも壁の構成要素ではないかと。
壁への対処法:
素早く切り返す。
これ以外の対処法は無いようです。
私も今回、凄くヤバイ辺りまで落ち込み、膝を屈し掛けましたが、作業してたら直りました(笑)
手を動かしていれば何とかなるみたいです。
考えたらいけない模様です。
てなわけで、サカナは次に完成版の壁に挑みます(^^)
これもまた高そうだなあ。