抜本的な物語構成

いろいろ考えつづけていたのですが、結局、物語とは手品のようなもんではないかと、最近おもったりしますな。

読者の目を右手に引き付けておいて、左手で小細工をする。
読者の興味の誘導が第一のテクニックですね。
読者さんにオモロイという感情を湧かせるには、読者の注意が今どこに向いているのか、個々の部品(文章、セリフ、出来事)が読者にどう受け止められるのかを意識して、作らないと、無理なんじゃないかと思うですよ。

あと、作る方に大事なのは、流れをつかむ感覚かと。
人間はどうも、時間の流れの好みというか、ある一定のパターンを好む性質があるようです。
・始まりになにか興味を引く(起)
・それが何かが徐々に分かっていく(承)
・起承で思っていた事をひっくり返される。意表をつかれる。(転)
・転を受けて、結論が出る。(結)
これが、基本パターンでありますな。
で、物語が難しいのは、基本パターン通りにやると、「凡庸」になってしまう事です。
基本を完璧につかんだ上で、アレンジを加えないと、「オモロイ・新しい」には発展しない感じ。

ガンダム00というアニメがあって、お友達の村田君のDVD鑑賞会で最終回まで見たのです。
オモロイ部分があるけど、構成はへたっていた、いう感想が湧いたのですね。
沢山の人物が出てきて、それぞれ芝居をするんですが、ガンダム00のお話の流れで必要が無い(お話の盛り上がりに貢献しない)キャラが沢山居て、構成上のノイズになってる感じがありました。
まあ、割と脚本の黒田さん(無限のリバイアス等のやり手の方)の構成は、始まりは良いけど、後半ぐだぐだというのが多いのですけどね(^^;

要らない部品(文章、セリフ、出来事)をどんどん削っていって、物語上必要な部品だけで構成し、ある一点(テーマ)に向けての収束を行うというのが基本ぽいですな(^^)
まあ、才能がある人は、こんな事考えなくてもできるんですが、凡夫なわれわれは訓練必須という事です。
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by sakananovel | 2008-03-30 12:27 | シナリオがらみ


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