<   2009年 07月 ( 24 )   > この月の画像一覧

脳内イメージ力を上げるには

実は脳内イメージ力というのは、創作だけの話では無いようです。

スポーツ:スポーツでもイメージトレーニングといって、成功した動きをイメージして、実際の動きに反映させるのが大事らしい。

立身出世:ナポレオンヒルとかの願望達成のコツも、成功した自分をありありとイメージすると、なぜかそうなる。らしいですな。

宗教:浄土宗の行に、極楽浄土を見えるようぐらいの強さまで瞑想すると、極楽往生間違いなし、というものがあります。

オカルト:現存する西洋魔術でも、自分を中心に四方向に守護天使をイメージし、対話出来るレベルまで脳内に構築するという技法があります。(運気が良くなるそうな)

つうわけで、まあ、イメージを使ってあれこれすると、立身出世できたり、極楽往生できたりするらしいです。
それに比べれば、創作で良い物を作るというのは大分楽な作業とも言えますな。

●イメージ力を上げるには

たぶん一番簡単なのが、本を読むことですね。
それも、ただ読むのではなく、その場面をくっきりとイメージしながら読むと、自然にイメージのトレーニングになりそうです。
ラノベとかのイメージしやすい物よりは、文学とか、大人向けの小説の方が難易度が高くてよろしいかと。

ヨガとか座禅とかもよろしそうですが、まあ、暇だったらね。という感じですな。

あとは、実際に体験してみる、というのが一番イメージ力のトレーニングになろうかと思います。
実作してみると、いろいろな物が足りないと思うようになります。たとえば、騎馬での戦いのシーンを書くのに、自分は馬に乗った事がないので、現実に乗馬に行く、みたいな。
弓兵の感覚をつかむために、アーチェリーを習うみたいな。
実際に体験した物は、イメージとして質が良いと思いますね。
[PR]
by sakananovel | 2009-07-15 11:03 | 同人ゲーム製作

どうして文章が下手なのに面白いシナリオがあるのか


まあ、シナリオに限った事ではなくて、絵の下手な漫画や、にょろい文のライトノベルやらは、なぜ技巧が無いのに面白い物があるのかという考察であります。

先に、コンテンツというものは

作者の脳内イメージ>出力(技術)>読者の脳内イメージ

という構成になってるのではないかと、考察いたしました。

で、文章が下手、絵が下手というのは、真ん中の出力技術の問題なわけです。
では、技量が下手なのに、オモロイ物は、作者の脳内イメージの品質が際だっているせいではないかと仮説しますですよ。

良い作者脳内イメージか細い出力>読者の脳内イメージ



平凡な作者脳内イメージ>技巧の高い出力>読者の脳内イメージ

は、ほぼ同じぐらいの感動を与える事ができるのではないかと推察するわけですよ。
というわけで、出力技量が素人に近い作者でも、脳内イメージさえクッキリして新味があれば、オモロイコンテンツが出来るのではないかと。


まあ、言っておきますが、普通の素人の人は

微妙な作者脳内イメージか細い出力読者の脳内イメージ

となって、あまり芳しくない結果に終わる事が多いと思いますけどね。
でも、その場合でも、脳内イメージをとことん突き詰めて頑張れば良い物が出来る可能性があると思いますぞ。

逆に言うと、出力の技巧を覚えれば、平凡なイメージでも十分読ませるものを書く事ができると言うわけで、勉強や練習もやっぱり大事ざますね(^^)

(でもなんかこの数式は花山君の、握力×体重×スピード=破壊力みたいでんな)
[PR]
by sakananovel | 2009-07-14 02:10 | 同人ゲーム製作

鏡先生の美少女ゲームシナリオバイブルが来ました

猫が死んで、とへーとぐってりしていましたら、メール便で鏡先生の「美少女ゲームシナリオバイブル」が届きました。
ぐったりしながら読みました。
良い本だったので、少し元気が出ましたです。

鏡先生は、私の心の恩師というか、先生が開講しているシナリオ講座の生徒なので、普通に師匠です。
そのシナリオ講座の講義を元にして、美少女ゲーム系のシナリオの書き方を解説した本が「美少女ゲームシナリオバイブル」です。バイブルの名に恥じず、400ページからあります。

で、読んでいたら、先に私が解説した、イメージングの話とか、脳内カメラの話とかが、普通に載っておりました(^^;
師匠の概念を私はパクってしまった! とか思ったのですが、考えてみたら、そういう事を教わりに講座を受けてるので、なんら問題は無く、単に教えて貰った事が血肉になっているだけの事でした。

内容の濃い、凄く良い本で、これは地道に売れそうだなと思いましたよ。
シナリオとかエロゲーとかラノベとかの製作に興味がある人は是非お買い求めください。

この手のシナリオ本は、沖方さんとか、涼元さんとかが出していらっしゃいますが、情報の密度的に凌駕しておりますし、なにより、実製作に基づいて具体的な情報が満載されております。
私も読みながら、ああこれは、あの回の講義で聴いた情報だなあ、とか、復習しながら読めましたですよ。


美少女ゲームシナリオバイブル
[PR]
by sakananovel | 2009-07-11 23:28 | 講座がらみ

猫がしんだよ

うちのクロが死んでしまいましたよ。
仕事をしていたら、電話があって、猫が死んでると言われました。
外に出ると、家のすぐ前の道で、お巡りさんが立っていて、その足下にクロが居ました。
まだ轢かれたばかりみたいで、暖かくて、目立った外傷もありませんでしたよ。
クロを抱えて、家に帰りました。
「馬鹿だな、君は本当に馬鹿だな」
とクロにつぶやきながら帰りました。
生きているみたいに、体が温かくて、動かなくて、それが悲しかったですね。
[PR]
by sakananovel | 2009-07-10 15:33 | どうでもいいこと

脳内カメラ文章法

良い文章を生み出す根源が、強くてクリアなイメージではないかという仮説を先に発言いたしました。
では、イメージを使って視点ブレの無い文章を書くテクニックをお伝えしますですよ。

それは、脳内にカメラを持って、これに写る物をスケッチするように文章にする、というテクニックです。

①まずは頭の中に状況をイメージします。
 たとえば、安由美さんが、放課後の誰もいない教室でしくしく泣いていて、それを主人公の僕が見かけるというシーンを作りましょうか。
 ここでイメージするべき物は、安由美さんがどんな人なのか、教室のどこにいて、どう泣いているのか、なぜ泣いているのか、僕はどこから入場して、どう声をかけるのか、僕は安由美さんをどう思っているのか、と、これくらい想像します。
 原イメージなので、時系列にそって想像するだけで、まだ絵作りはしません。最初の空間(教室、僕の居る廊下)と時間軸(安由美さんが泣いている、僕のリアクション)だけを想像します。

②脳内カメラで状況を写します。
 脳内のカメラなんですが、どうやらスチルカメラというよりはビデオカメラのようです。

・三人称のカメラ
 安由美さんと僕以外に、カメラを撮っている黒子さんが居ます。彼にカメラを渡して、状況を撮ります。

 夕焼けで赤い教室>安由美さんのロングショット>カメラが寄って、安由美さんのバストショット、泣き声を収録>机に落ちる涙のクローズアップ>扉の開く音>カメラがパン(横移動)して、戸口に立つ僕の姿>カメラがズームして、驚いて居る僕の顔のアップ>僕のセリフ>カメラ、パン、安由美さんが顔を上げる。

 この脳内カメラで撮った状況を、コンテに起こせば映画に、コマ割をすれば漫画に、文章にすれば小説になります。ノベルゲームの場合は素材の限界がありますので、安由美さんの泣いているイベント絵一枚>扉が開くSE>立ち絵での芝居、という流れになりますね。

・一人称のカメラ
 脳内カメラの位置を安由美さんか僕に合わせます。
 ここでは僕の目線にカメラを置いて状況を撮ってみましょう。

 夕焼けの廊下>教室のドア>開いて、教室内のロング>中央の席に女の子がうなだれて座っている>カメラちょっとズーム、机の上の涙の跡を見る>僕のセリフ>女の子、顔を上げる、バストショットにズーム、安由美さんと解る。

 三人称カメラと撮れた物が違うのは、カメラが僕の目線にあるので、扉の向こうの物が見えなかったり、教室の真ん中の席の女生徒が誰なのか解るのに時間がかかったりします。

 こんな感じで、脳内カメラで「誰が撮っている画面なのか」をシミュレートしながらイメージすると、視点の混乱が無くなりますし、余分な描写を省く事も可能です。
 ビバ! 脳内カメラでございますね。

 ちなみに、お話を作る人が凄いのは、脳内カメラを回しつつ、複数の脳内人物を同時に走らせて、虚構の空間を創造してしまうところですな。何という高次処理なんざましょうか。

 
[PR]
by sakananovel | 2009-07-09 14:21 | 同人ゲーム製作

メールがおかしい

ゼブラコフ師匠が報告してくれたので解ったのですが、メールがおかしい。
こちらから発送はできるのですが、どうやら、向こうから発したメールが届いていないらしい。
なんという解りにくい障害。

こちらからテストでサーバーにメールすると、テストメールは届くので、経路かプロバイダかで障害が起こってる模様ですな。

まったく、前のアドレスが良くないから移ったのに、また障害ですよ。

とりあえず、サブアドレスを公開いたしますので、届いて無さそうでしたらそちらへ振り替えてみてください。
お手間を取らせて、本当に申し訳ありません。

サブアドレス:kuro@ask.ne.jp
[PR]
by sakananovel | 2009-07-09 01:44 | お友達系

上手い文章の正体



良い文章とは何かというと、語彙が多いとか、リズムが綺麗とか、誤字や文法の間違いが少ないとか、色々ありますな。
で、私が、良い文章かそうでないかを見分ける時は、その文から立ち上がって来るイメージが鮮烈かそうでないか、で判断してたりします。
結局、良い文章というのは、イメージを湧かせるか、湧かせないかで決まるんだと思います。

文を生み出すイメージなんですが、これは、創作全てに関わるイメージ力みたいのがあって、文章は出力方法でしかないわけですね。同じイメージで絵もかけますし、音楽も作れるかと思います。

クリアなイメージ(作者)>出力(文、絵、音楽)>クリアなイメージ(読者)

簡単に概念化すると上図のようになるかと。
真ん中の出力が良くないと、当然、下流の読者にはクリアなイメージは伝わらないわけですな。
良い文章とは、作者が抱いたイメージを上手に伝えられる、それが良い文章の正体かと思っています。
当然の事ながら、上流のイメージが不鮮明だったりすると、下流のイメージも劣化します。
つまり、良い文章とは、作者が持つイメージの力しだいだという事もできますな。

イメージ力を高めるにはどうすれば良いかというと、良い本を読んだり、良い漫画を見たり、良い映画を見たり、良い経験をしたり、良い景色を見たりすれば高まります。

良い入力・蓄積>作者>良いイメージの出力

てなわけですね。
[PR]
by sakananovel | 2009-07-08 10:00 | 同人ゲーム製作

土曜日は講評会

オマケノベル九号の原稿が揃ったので、土曜日に講評会を行いましたよ。
今回も粒ぞろいで、なかなか良い感じ。
一本、短編ながらアイデンティティを揺さぶられる作品にあってしまったりして、やっぱ参加者が凄いわと再認識。

講評会の醍醐味は、「みんな違うんだな」という事を作品の講評を通して実感出来る事ですなあ。
コンテンツ作品というのは、お客さんの頭の中に入った時点で完成というやっかいな性質を持つので、同じ作品でも人によって、いろいろに変化するわけですな。
なるべく多数の人にぶれ無く伝えたいのだけども、凡庸さが減れば減るほど、人の脳内でぶれが大きくなる気がして、物語というものはやっかいで難しいですね。

オマケノベルの生産過程では、講評会が一番好きですね。
初稿があがって一段落ついた感触もあるし、自作の感想を色々聞ける場というのはレビューをのぞくとそうはないので、オモロイです。
[PR]
by sakananovel | 2009-07-06 10:51 | 同人ゲーム製作

映画の新エバをみたよ

映画の新エバを見ました。以下雑感。

色々良い感じだけど、映像が細かすぎで一度ではレイアウトを把握できない感じ。(五号機のあたりとか)
一度旧作を見た人を対象にしているのか、変更部分にアレンジがあっておもしろい。
まあ、ガイナックスは挿入歌が悪趣味だなと。
あと、なんだか、もうベタ好きだよなあと。

次はQらしい、うむむ、なんだかんだ言いながらも期待期待。
[PR]
by sakananovel | 2009-07-06 03:11 | 映画・アニメ

謎引き系の長所と短所

エバの新型が謎解き要素を外しているのを見て、さらに思考を進めてみたのですな。

謎要素でお客さんを引っ張るコンテンツは、結構ありまして、ちょっと思い出すだけでも、
・ひぐらしの鳴くころに
・21世紀少年(浦沢直樹先生の作品はモンスターにしろプルートーにしろ謎要素引きですな)
・イノセント(押井守)
と、結構あります。

謎引き系のコンテンツの長所は
・うまくお客さんがハマルと中盤はあり得ないほど盛り上がる。
・謎が解けないとお客さんがいらいらするので、次の回への求心力が強い。
・作り手の立場から言うと、適当に謎を作れば食いついてくれるので序盤、中盤が楽。

で、短所としては
・大風呂敷を畳みにくい。
 私の記憶では、大風呂敷をきっちり畳んだコンテンツは長谷川浩一先生の「MAPS」(漫画)ぐらい。
・完結あたりがグダグダしやすい。また、普通の結論などに到達すると、お客さんががっかりする。
・コンテンツが終わった後の評価が低くなりがち

とまあ、長所もあるし短所もあるスタイルなんですな。

ちなみに、旧エバの場合、大風呂敷をどうしたかというと、畳むどころか、ぐるぐる回してくしゃくしゃに丸めて赤い海にほおりなげるような感じで終わらせました。なんかもー、文学とかそっち方向へ足を踏み入れてしまった感じでしたね。大風呂敷を畳まなかったので、結局謎は残ったままでしたが、お客さまのがっかり感は回避できていたようです。
エバの新映画版はどういうふうに流して行くのか、今からたのしみです(^^)
[PR]
by sakananovel | 2009-07-04 11:42